みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
コラムを読む今回は、先輩のお宅に遊びに行った際にスマサガがリノベーションした内装を実際に体験して、リノベの可能性に気づいたご夫妻のストーリーです。賃貸や新築ではなく「リノベでないと実現できなかった」理想の住まいに迫ります。
二人は以前住んでいたマンションの住心地に満足していました。しかし、お住まいのエリアがオフィス街だったため、週末に心地よく過ごせるカフェもなく、住環境をよりよくしたいという思いがありました。
そんななか、賃貸や新築を選択肢に引っ越しを考えていたタイミングで、ちょうど当時の上司がスマサガ不動産でリノベーションをしたということで見に行く機会がありました。二人は好きなようにデザインをしているそのお部屋を見て、「日本にはこういうマンションのお部屋ってないよね!!」とテンションがあがりました。賃貸や新築物件の購入を考えていた二人に、リノベーションという選択肢が浮上したのはその時でした。
縁のあった広尾を中心に、恵比寿や中目黒など土地勘があるところで二人の住まい探しはスタート。しかし、なかなか希望するサイズや予算感の物件が見つかりません。賃貸やリノベーション済の物件も頭をよぎりましたが、いったんリノベーションを検討して自由にお部屋を作れることを知った二人は、「賃貸や新築物件では自分たちは満足できない」と悟りました。
そんな折、Iさんが気になった築15年程度の物件が渋谷区の別エリアで見つかります。二人がそれまでみていた重厚なヴィンテージ物件とはタイプとは違っていましたが、何度かこの部屋に足を運ぶにつれ、日当たりがいいことや公園に近いことなどもあり、どんどんこの部屋が好きになっていったと二人は語ります。最初に探していたエリアとは異なりますが、奥さんの会社の同僚が多く住んでいたことや、行きたいお店がこのあたりに何店もあったので、住みやすいエリアだと感じだそうです。
また複数回足を運んだことで、マンションの管理人さんや、たまたま出会う同じマンションに住む方々と触れ合ったことが、お部屋を購入する際に前向きになれる要素になりました。売主さんが居住中だったため、複数回の内見も含め素晴らしい対応をしてくださったそうです。その売主さんとは今も良好な関係を築いているといいますから、売主さんとお二人にも良い出会いとなったようです。
当初、二人は家を買うことを「人生を賭けるような大掛かりなこと」と考えていましたが、後から振り返ってみるとそのようなことはなく、「ただただ楽しい体験だった」と語ります。その要因のひとつとして、物件を購入した後のいわゆる出口戦略を考えることが出来るようになったことがありました。ここでの出口戦略とは「家を売って住み替えること」や「家を貸すことで家賃収入を得ること」など、購入した物件をどのように資産として利活用するかということです。
二人がそういった知識を学びアップデートしていく過程では、スマサガ不動産スタッフの真剣にコミットしてくれていると感じられることが大きかったということです。ちょうど旦那さんは転職を検討する時期と重なっていたこともあり、あらゆる不安からわきあがる質問に対し、真摯に向き合ってくれた印象が強いと語ってくださいました。
お部屋の設計デザインに関しては、まずシンプルに空間を二つに分けるところから始まりました。そこから様々なプランを検討して一時期は数十まで増えましたが、実際にプランを模型で確認し、立体的に部屋の構成をつかむことで絞り込むことができました。大きく二つに分けた空間のうちプライベートスペースにあたるリビングとベッドルームの位置は、最後の最後まで悩んだ結果、今の配置に落ち着きました。
また、好きな色や素材、雰囲気をPinterestを使って共有するなかで、二人がスマサガの設計スタッフと共有した写真には「部屋の奥から光が入ってくる」イメージが多く、その雰囲気はしっかり活かしています。無駄のない空間を作りたいというお二人の希望も実現できました。
目を引くのは、キッチンとダイニングテーブルが一体化しているスペース。ダイニングテーブルなのでそこで食事が出来ますし、例えばちょっと仕事をするようなときに、パソコンを拡げても邪魔にならないようにスペースを工夫しています。キッチンの収納も、背の高い旦那さんが上のほうを使い、身長差のある奥さんが下のほうを使うなど、合理的に配置しています。
さらに二人が便利だと語るのが、家中の電気を一括で操作することが出来る玄関のマスタースイッチの存在です。このアイデアは以前に住んでいた家で便利だったことから採用されました。
この住まいで暮らし始めて二人には明らかな変化が現れました。寝室に良い具合で入ってくる陽の光が心地よい目覚めになるようで、二人とも早起きになったそうです。そして毎朝の団らんが二人で暮らしていることを実感出来る時間になったのです。早起きになった二人は一緒に朝ジムへ行って汗を流し、朝ごはんを一緒に食べてから出社。この住まいに住むようになって、そろって朝ごはんを食べることが少なかった二人が朝と週末の充実を楽しんでいます。
今回の住まい探しを通じて、出来ること出来ないこと、やりたいことやりたくないことなど、いろんなトレードオフに正面から向き合うことで、今まで漠然としていたことを明確にすることができました。
旦那さんは、「内装デザインは、詰めれば詰めただけ満足度が上がる」と語ります。お客さまがが家に来た時によく「いいね!」って言われるのですが、それは色味も使い勝手も自分たちにとってベストになってるから。だから後悔しようがない。
住まい探しにおいてリノベーションという行為は、漠然とした感覚を研ぎ澄まし、自分たちが本当に何を叶えたいのかを明確にする行為なのかも知れません。今回の事例はそのことを示唆してくれています。