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SUMASAGA MAGAZINE

同業者に告ぐ、僕たちはお客さんに
ホントのこと言っちゃいますからね!

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目次

同業者に告ぐ... 消費税増税や金利上昇、エコポイントなどで
「今買わないのは損だ!」と煽り、考える隙を 与えずに売り込むやり方は、
住宅の業界ではよくある営業手法です。

でも、それって
本当にやるべきことなのでしょうか?

ホントのこと

誰も教えてくれなかった「買い時」の真実

「マンションは買い時か?」という議論はいつでも盛んです。特に新築マンションの販売を促進したい業界は、政府やメディアとも手を組んで常に「今が買い時」と煽ってきます。でも、本当の意味で「今が買い時」なんてタイミングがあったでしょうか? 逆に、「今は買い控えの時」というタイミングも、実はあまりなかったはずなんですよね。

本気で理想の住まいを購入したいなら、メディアや評論家の言葉をそのまま鵜呑みにしてはいけません。「今が買い時!」などと無責任に言う評論家たちの言葉も無視して良いのです。

また、「新築と中古どっちが良いの?」とか「購入と賃貸どっちがお得?」など、比較論を駆使して損得勘定に訴える記事にも要注意です。これらの記事の内容をよく読んでみてください。切り口次第で何がお得かの結論が全く変わってしまう無意味な議論でしかないことに気がつくはずです。

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ホントのこと

メディアや評論家は業界の操り人形?

なぜメディアや評論家はこんな無意味な情報を流し続けるのでしょうか? 一つは単純にエンタメ的な大衆ネタとして面白いということと、あとはスポンサーである業界の意図を汲んでのことだと思われます。

自分の頭で深く考えない、単純な比較論に感情を動かされる受け身な消費者を増やすことが業界にとって都合が良いのです。このタイプの人は、営業のプロにとって最も情報操作がしやすく、自分たちが売りたいものが売りやすくなります。

ホントのこと

本当の「買い時」はあなたが決めるべき

実際、資金計画と住まいの価値の見極め方において、家族の条件やライフデザインに最適化した戦略があれば、ローンを組んで住まいを購入しても家計が破綻することはありません。逆に、「買い時」という言葉に踊らされて、営業マンの言うがままに物件価値を超えたローンを組んでしまった人は将来苦しい結果になります。メディアで扱う「買い時」は、業界が仕掛けたいタイミングで出されます。

それとは別に、自分にとっての「買い時」は自分でつくり出すものです。どんな時代にも、どんなタイミングでも、自分の頭で考えて行動する賢明な人たちは、家を買って損することはなく、むしろ資産を築けています。

だからこそ、あなたにも自分の頭でしっかり考え、自分らしい住まい探しをしてほしいのです。

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ホントのこと

あなたはなぜ家を買うのですか?

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そもそも、「買い時」を狙って要領良く買いたいと思っても、損得勘定だけで住まい購入の結論は出ません。まずは、あなたが住まいを買う目的をしっかり設定してから住まい探しを始めましょう。世間の価値観に右に倣えして、営業マンに勧めるがままに行動した人の中から失敗する人が出てくるのです。

だから、「あなたは、なぜ家を買うのですか?」この質問を常に自問自答しながら、幸福な人生をつくるライフデザインの「軸」をしっかり打ち立て、賢く選別した情報を取り入れることが大切です。

自分の住まい探しの方針に「軸」がない人が、どんなリスクを抱えることになるのか、日本の住まい探しの歴史では、こんなことがありました。

ホントのこと

仕組まれた新築マンションブームの裏側

バブル崩壊後の1990年代に、郊外に新築マンションがたくさん建設され、マイホームの購入ブームが起きました。新築で家を買うのが人生のゴールで、一生幸せな勝ち組になれるという、新築神話がまだ根強く残っていた時代です。

しかし、この時のブームは自然に起きたものではなく、デベロッパーが仕込んだものです。 バブル崩壊で大量に売り出された企業用地を、安く買い叩いて、住宅地として再開発し、売り込みをかけたのです。そして、メディアも「今が絶好の買い時!」と後押しをしました。

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ホントのこと

恐怖のゆとりローン...

さらに、政府も1993年にゆとりローン(ステップローン)を開始しました。最初の5年間は 楽に返済できるが、6年目から急激に返済額が増える商品です。つまり、不動産業界と評論家、政府までもが郊外の新築マンションを買うことを全力でお勧めしたというわけです。

しかも、今はバブルが崩壊して、不動産価格も給料も底を打っているけれど、5年後には景気が回復して、給料も右肩上がりになるはずという幻想が蔓延していたので、この時期に、 多くの人が夢のマイホームを購入する決断をしました。結果、600万人もの人がローンを組み、郊外に新築マンションを所有することになりました。

しかし、当時の若い世代が購入したのは、都市部への通勤に1.5〜2時間もかかるほどの郊外 です。新築購入時の価値を維持するのは難しく、マンションの価値も下がり続け、給料も上がらず、6年目からローンの返済に苦しむ人が続出しました。ローン破綻率は17.76%にも達し、6人に1人が破綻するという驚異的な数字です。これはアメリカのサブプライムローン問題よりも深刻でした。不動産業界を短期的に潤すために、多くの人たちが犠牲になったということです。

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ホントのこと

自分らしい住まい探しの考え方とは?

...とはいえ、ローンが怖い、家を買うのはダメという話ではありません。実は、日本の 住宅ローンはサラリーマンにとって非常に有利な条件に設定されています。だから、しっかりしたリテラシーをもとに計画すれば家計が破綻するリスクはほとんどありません。

問題なのは、物件を売りたい営業マンや古い世間の価値観に惑わされ、「あなたは、なぜ家 を買うのですか?」という、自分が本当に実現したかった目的を見失ってしまうことです。

信頼できる専門家のアドバイスを受けながら、目的に沿った購入戦略と資金計画を構築し、最適な予算を設定してください。購入戦略がしっかりしていれば、購入後にどんな状況になっても、家計の中で余裕を持ってリカバリーできます。この知識がリテラシーであり、最高のリスクヘッジです。

住まいの購入は人生の一大イベントです。他人の「買い時」に惑わされず、自分の人生のライフデザインと向き合って、より豊かな人生にするための、良い機会にしましょう。

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情報弱者のまま終わらないでください...

人って不思議ですよね。自分の得意分野や専門分野に照らし合わせれば、「買い時」なんて 言葉は「売る側が設定した幻想」だとすぐにわかるのに、自分の専門外のことになると、途端に情報弱者になり、メディアの情報や評論家の意見を鵜呑みにしてしまうんです。

それは、他人を信用するなという話ではありません。新築などのパッケージされた商品であればあるほど、マーケティングのメッセージが巧みに組み立てられ、消費者に買ってもらいやすくする仕掛けがあることを、理解しなければならないということです。

営業マンはコンサルタントではなく、営業のプロです。トレンドに乗った売りやすい物件を売り込むのは得意でも、あなたにとって本当に必要な条件を引き出して導いてくれるわけではありません。

だから、営業マンと話をする前に、まずは自分の頭で考えてみてください。あなたは、なぜ家を買うのですか?どんな生き方をしたいですか?

そして、真摯に耳を傾けてくれる専門家のパートナーを選び、自分にとって最適な住まい探しの戦略を構築することが、情報弱者から抜け出し、成功に近づく第一歩です。

私たちスマサガ不動産は、そんなあなたを全力でサポートします。情報に惑わされず、賢い 選択をして、自分らしい住まいを見つけませんか。

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