みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
コラムを読む「持ち家を買うタイミングっていつ?」
「このまま賃貸でもいいのかな?」
誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。でも住まい探しの選択肢もタイミングも人それぞれ。正解を誰かにもらうのは難しそうです。
今回のストーリーは、いつかは好きに囲まれた自宅をつくってみたい、でも自分には必要ないんじゃないか?と思っていたOさんが、唯一無二の快適な暮らしと自分だけの住まいを手に入れた事例です。
仕事で海外へ赴任する機会が多く、これまでの引越し回数は20回弱というOさん。日本に帰国した時もどうせまた海外へ行くだろうし・・・と間に合わせで住まいを決めてしまうことも多かったそう。でも、海外の街を歩いていると古い建物や個性的な空間に惹かれたり、いつか本当に自分好みの住まいを持てたらいいなと思うことも。そんな中、仕事のリサーチ中にスマサガのHPを見つけて会社自体に興味を持ったといいます。
「一度は、もう日本に住まないかもしれないから自宅はいらないな、と思ったこともあったけど、仕事の事情で久々に日本に長めに滞在することになって。5,6年あるなら、自分のプライベートなプロジェクトがあるのもいいなと思って、興味のあった住まい探しを始めました」(Oさん)
スマサガに問合せをした後、メールで何度もやり取りをして、自分の好みや住まいに求めるイメージを伝えていたといいます。
「海外によくある古い学校や工場をリノベーションしたギャラリーのような空間が好きなんです。自分の家をつくるなら、書斎とか決まった場所じゃなく、家の中の色んなところで仕事をしたり、くつろいだりしたいなあと。
それから、以前に住んでいた西荻窪の街が好きで。小さい個人商店が多くて人々の好きが集まっているような場所でした。そんな雰囲気のところが職場に近いところにあればと思っていました」(Oさん)
いよいよOさんの物件探しがスタート。最初に内見したのがこの物件でした。
「このマンションに一目惚れでした。窓の外の景色が森みたいで、都内でこんな緑に囲まれた生活ができるなんて!と思って。ここの壁を壊せたら窓が繋がるんじゃない?とか、最初からそんな話をしていました。近くの代々木八幡から上原の商店街あたりの街並みもとても良かった」(Oさん)
内見したその日は曇りで「晴れてる日にもう一度見たい!」と思ったOさん。「急だけど明日、設計デザイナーと一緒に見に来てみませんか?」とスマサガの提案で、2日連続でこの物件を内見することになりました。実は翌日も曇りだったそうなのですが、設計デザイナーの視点が加わり、物件の新たな魅力に気づいたといいます。同行した設計デザイナーが以前に住んでいたエリアだったこともあり、内見後には一緒に周辺の街も歩いてみたそう。
「この物件をすごく気に入ったけど、一目惚れして舞い上がってるのかな?とも感じて。他の物件もほとんど見ていないので、冷静な視点で物件のマイナス要素などもあれば教えて欲しいとスマサガさんにお願いしたり。でも職場から1時間くらいかかる場所なのに、ふと、あの家に帰りたいなと思った瞬間があって。それで大丈夫だと思いました」(Oさん)
最初の内見から1週間くらいで購入を決めたOさん。でもその場で即決はせず冷静になって見直してみたり、内見前に自分の希望イメージを共有できていたのも、スムーズに購入を決断できた理由かもしれません。
「最初に相談した時、スマサガさんからは”無理に家を買う必要はない。例えば、30代になったから、結婚したから、とか世間の価値観で家を購入した方がいいかな、とか思ってるんだったら考え直したほうがいい”と。自分ごととして人生や住まいを考えたいということならお手伝いします、という言葉を聞いていたので、自分なりにしっかり確認した上で、購入を決断できたのも良かったです」(Oさん)
人に委ねる人生は嫌だというOさん。自分で判断できていれば決心できるし、後悔もしないことを改めて実感したと話してくれました。
「家の購入は人生でも大きな買い物だし、つい誰かに背中を押してもらいたい、安心させてほしいと思いがちですよね。でも長い目で見ると、自分で決めた方が後悔しない。そのためにアドバイスやサポートはしますが、そこに早い段階で気づかれていたOさんはすごいなと思いました」(スマサガ設計デザイナー)
しっかりと納得して物件購入を決断したOさんですが、リノベーションのプランづくりはどうだったのでしょう。
「楽しかったー!(笑)自分の妄想を語って、それをどうやって実現できるか?って盛り上がれるなんてなかなか無いなと。スマサガさんが初日に3パターンのプランを持ってきてくれて、そこで既に今の家の構想が出来上がっていました」(Oさん)
この物件に一目惚れしたこともあり、この家の面白みや好きな箇所がOさんの中で明確になっていたのが設計スタッフにも印象的だったそう。
「書斎」や「寝室」などの場所を決めず、家の中のどこでも仕事したり寝たりできるのがいいというOさんの要望に、設計デザイナーも面白さを感じ、この部屋のポテンシャルを最大限に引き出して、どこでも自由にノマド的に過ごせるような住まいを作ろう!と意気投合したのでした。
O邸の玄関を入ると目に飛び込んでくるのは、躯体が剥き出しのワイルドな柱や床。その向こうには、森のような緑が広がるパノラマビューと窓際の長いカウンター。以前あった壁を取り払い、二部屋分の窓を繋げた大きな開口部です。ワイルドな柱はマンションの構造体なのですが、この独特の風合いが気に入ってそのままにしたというOさん。このシンボル的な柱を中心に、回遊性のあるお部屋になっています。
趣の異なる2つの小上がりスペースがあるのもO邸のポイント。窓際の小上がりは、無垢のフローリング材で統一しつつ、足元にも段差を作り変化をつけています。腰掛けるのにもちょうどいい高さで、カウンター、ベンチ、寝室、とフレキシブルに使えるスペースになっています。フローリングの貼り方を変えてエリアを分けたり、視覚的にも仕掛けのある面白い場所になっています。
もう一つの小上がりは窓の反対側に。サイザル麻を敷いたり、以前の和室の障子を残した「はなれ」のような空間。こちらには収納スペースもあり、カーテンで柔らかく仕切っています。
「ズボラだと思われるかもしれませんが、カーテンなら襖が閉まらないようなこともなく、ゆるりと隠せてポテンシャルあるなって(笑)。内見の時はは和室だったこのスペースを見て、窓に向かって視界が抜けそうだなと。ゲストルームのような小上がりもいいなと、その時に既にイメージしていました。実際に泊まりにきた友人もプライベート感があると言ってくれます」(Oさん)
再び海外勤務になる可能性もあるので、将来的に賃貸に出すことも想定してコンパクトでも機能的なキッチンを造作。もともと料理はほとんどしなかったOさんですが、コロナ禍の在宅期間もあり少しずつ興味が出てきたそう。
「前はカフェに行ったりするのが好きだったけど、この家のカウンターとかテーブルに座ってのんびり食べる時間が良くて。家でささっと料理することも増えると、興味が湧き始めて料理教室にも行ったりしました。調理道具も増えてきて置き場所が欲しくなって、初めてDIYで自分で収納を作り足しました」(Oさん)
当時は、料理はしないから必要最低限の機能でいいと話されてたOさんですが、5年も経つとライフスタイルにも変化も出てきますね。
スマサガの事例の中でもファンが多く、何度もインスタライブをしていただいているO邸。個性的な内装デザインについ目が行きますが、何よりも自分の好きなものに囲まれて、その日の気分でどこでも気ままに過ごせる家はとっても快適!だそう。季節や気温によって居場所が変わったりするのも楽しいのだとか。
海外在住の経験が長いOさんならではの自由で個性溢れるセンスが存分に生かされた住まい。物件購入もリノベーションもスムーズに実現できたのは、Oさんが、あらかじめ自分の好みやライフスタイル、暮らし方をしっかりとイメージできていたからかもしれません。好きな内装の雰囲気やデザインに加え、理想の生活スタイルも実現できたO邸の事例でした。
▼O邸のインスタライブはこちら!
【前編】住まい探し編
https://www.instagram.com/reel/CMbdRqeHa3G/
【後編】リノベーション&暮らし編