みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
コラムを読む「不動産は始めから箱としてしか考えていませんでした。だから、絶対に変えられない立地と日当たりで選んだんです」。というのは、フランス人であるご主人の言葉ですが、それは、DIYが当たり前のヨーロッパで育った彼にとって、常識の考え方だったのです。
彼にとって、ただきれいであるという理由だけで、何の個性もないうえに、価格も割高な新築マンションや建売の一戸建てを購入するのは、文化として全く理解が出来ないようでした。売りに出ているときに何の修繕もされていなくて、ボロボロの状態のマンションであれば、むしろ安価に流通していて、その分、しっかりリノベーションするための費用が捻出できて好都合ではないか。なんで、みんなわざわざ、中途半端に表面を着飾ったものを、無理して購入し、後から何も出来なくなり、人生を住まいのために縛られるようになってしまう。もったいないとは思わないのだろうか?
千代田区の一等地に建つこのマンションも、売り出しの時、以前のオーナーさんが全く手を入れていなくて、本当にボロボロの状態でした。窓がひび割れ、サッシもゆがんで閉まらず、壁も油やカビで汚れ放題。間取りも昔ながらの感覚で細かく区切られていて、せっかく100㎡の面積があるのにリビング的に広く使えるスペースが全くないのです。この状態ですから、だれも買い手がつかず…、後からリノベーションすることを考えると、ものすごくお買い得の価格で手に入るわけです。
ここから、スマサガ不動産とご夫婦とで、リノベーションの設計に取り組み、 ご夫婦のライフスタイルに合った間取りを考え出し、いっしょに塗装をしながら住める状態をつくりました。
さらに、その後、そこに住みながらの2年をかけた、ご主人のDIYの努力によって、 まるで億ションのような生活環境を半額程度の投資で実現させてしまう、壮大なストーリーが始まったのです。