みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
コラムを読む最初から希望しているものが、最善かどうかは分かりません。実際に範囲や手段を拡げてみると最善策が見つかる場合も良くある話です。あとはタイミングの問題もあります。トントン拍子で進んでいく場合もあれば、なかなか最善なものに出会えないこともあります。それでもしっかりと自分たちでポイントを押さえていれば、最善な住まいに出会えるのも、実は住まい探しの面白さでもあります。今回はそんなところが垣間見える事例です。
左右の壁面収納は既存利用だが空間の雰囲気に合わない左の収納扉は撤去。代わりに透け感のあるカーテンをぐるりと巻き、柔らかい光が部屋全体を包むように。
Tさんたちがリノベーションした住まいを考えるようになったのは、テレビで見たリノベーション事例がきっかけでした。当時住んでいた賃貸では家のなかをオシャレにして住むことに限界を感じていました。そのテレビの事例を見て「これだ!」とピンと来た二人は、全く新築の住宅を買うという選択は考えずに、どこだったらリノベーションした住まいに住めるのか探し始めます。そのなかで偶然探していて見つけたのがスマサガ不動産でした。
T邸のキッチン天板はダイニングテーブルを兼ねている。この設計で家族が集まる中心地ができ、リビングにはより多くの友人が集まれるスペースができた。
スマサガ不動産では、お問い合わせでいただいたメールに対して、相談内容の本質に向き合った回答になるよう少々考えた上で返信を書いています。なので、繁忙期にこそ即レスで物件紹介してくる業界標準の対応速度と比べ、1回目の返信においては若干遅いと思われることがあるかもしれません。最初に相談メールを送ったときのTさんも、条件がきびしいなどの理由でこのまま断られてしまうのかな?と思ったそうです。
ただ、HPを隅々まで読んでいて、スマサガと絶対にやりたいという想いがあったTさんたちは、再度催促の連絡をとりました。
その結果として依頼を断られることはもちろんなく、メールで送った全ての質問に丁寧に答えながら、目指すべき住まい探しの方向をいっしょに考えるところから始めていきましょうという内容の返信があり、安易に安請け合いをしない⼀連の対応が、やっぱりスマサガにお願いすべきという確信になったそうです。
掃除や片付けをしやすくとのご要望でシンプルなキッチンに食洗機とIHを装備。広い天板にフラットなIHが収まって拭き掃除が抜群にしやすい。
その後無事に物件探しが始まった頃、最初に考えていたのは西荻でした。しかし人気のエリアだったからかなかなか良い物件に巡り合うことは出来ず。そこから範囲を拡げたところにあったのが、三鷹の今の住まいでした。結局内見した部屋は2件。そんなにもスピーディーに決まった要因としては、二人が家の形さえ良ければ何でも出来るんじゃないかと考えていたことが大きかった。
またその部屋が1LDKの部屋だったので、自分たちで住むイメージがしやすかったことも大きな要素となりました。もちろん立地も駅から遠くなく、かつ眺望も良い最上階ということで、そこまで迷うことなく決断出来る条件が揃っていたのは幸運でした。そして二人は20代で住まいを手に入れました。
もともと納戸だった場所に中2階の床を造作。下部を倉庫、上部をロフトに。こうすることで、リビングをより広く豊かな場所にすることが可能に。
今回の住まいはいわゆるフルリノベではなく、部分的なリノベーションで作られています。以前住んでいた方もお部屋自体をリフォームされていたこともあり、活かせるものは活かすかたちでのリノベーションが行われたのでした。
料理が好きな奥さんとその料理が好きな旦那さん。そんな二人の関係性が表現されているなと思うのが、部屋の中心にあるキッチン。
事例紹介にもある中目黒S邸に近いものを作りたかったという二人。出来上がったキッチンはコンクリートブロックが使われ、ダイニングテーブルもつながっている広い作り。同じようなダイニングテーブルが一体化したようなキッチンは、スマサガ不動産の事例では何度か登場しますが、実はこの部屋でのコンセプトがその後受け継がれていくことになったのでした。
スマサガチーム監修のもと、Tさんご夫婦はセルフ塗装のDIYにも挑戦しました。
それまでに二人が住んでいた住まいが12畳1ルームの部屋だったこともあり、出来るだけリビングに広さを求め、それによって掃除が楽にもなり、とにかく生活のストレスを減らすことが出来ました。
リノベが終わったあとに引っ越しするのが当たり前に思える中、実は二人、リノベ直前までこの住まいに住んでいました。その後リノベしているときはマンスリーマンションで暮らすことになるのですが、リノベ前に実際に住むことで逆に住みながらどう住むかを具体的に考えることが出来ました。特に結露などは住んでみて発見できたそうです。
夫婦2人で始めたこの家での暮らしに、今はお子さんも加わっている。コンパクトながらフレキシブルに使える機能的な空間。
すでに住んで約7年が経過。そのあいだにお子さんも生まれました。立地と日当たりが良いこともあり、冬は真冬で窓を開けていても大丈夫なほど温かいんだそうです。
そんな温かい住まいのため、洗濯物を部屋干しした状態でもすぐ乾きます。一年中カビも気にすることもなく、部屋中が心地よい空間になっていました。
リビングを広くとったことで、友人を家に招いて食事などをする機会も多いらしく、最大で25人呼んでも大丈夫だったとおっしゃっていました。
「住まいの真ん中が、家族の団らんになっている家」三鷹Tリノベーション(取材 2019/11/09)