みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
コラムを読む僕は、旅行や街歩きが大好きで、面白そうな場所を見つけると、ついつい寄り道したくなる タイプです。もちろん、自宅の周辺を含め東京を歩くのも大好きで、路地や階段、地形の特徴、そして街の歴史にもかなり詳しくなってしまいました。
この趣味は、住まい探しやリノベーションの際にも役立っています。物件選びも内装の設計も、その場所の魅力を発見する旅のようなものです。クライアントの理想の住まいを見つけるために、その地域や物件の背景に隠れた価値を探し出し、それを共有することを大切にしています。
僕は、子供の頃、父親の仕事の都合で何度も転校を繰り返しました。新しい場所に馴染む間もなく、次の学校へ。またそこでも“よそ者”として関わるストレスを強く感じ、いつも一人で本を読んでいるような子供になりました。20代半ばくらいまで、できるだけ他人と関わらない方が楽だと思っていたんです。だから、デザインやアート、音楽など、自己表現の世界に生きることが自然な選択でした。
30歳になった頃、僕は個人の建築設計事務所を立ち上げ、中古物件の再生デザインに携わるようになりました。そこで、不動産業界に対する大きな疑問が生まれたんです。不動産会社の営業マンたちは、デザインや住まいが人の人生にどれだけの影響を与えるかに興味を持っていない。彼らの関心は、ただ契約を取ることだけでした。しかし、僕には「デザインで社会を少しでも良くしたい」という強い使命感がありました。
その思いが、2004年にスマサガ不動産を立ち上げる原動力になりました。当時は、個人が住まいとして、中古物件を購入してリノベーションすること自体が珍しく、クライアントの理想を実現するために不動産会社、銀行、管理会社との交渉は困難を極めました。それでも、クライアントと真摯に対話を続けながら、理想的な中古×リノベのスキームを構築していく中で、徐々に可能性が広がっていったのです。
このように、他人との関わりを避けていた僕が、スマサガ不動産を通して、いつの間にか人とのコミュニケーションを大切にするようになりました。それは、クライアントとの「信頼」と「愛情」に基づく関係性を築くことの重要性に気づいたからです。僕にそのインスピレーションを与えてくれたのが、サン=テグジュペリのこの言葉でした。
「愛する。それはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである。」
この言葉は、恋愛に限らず、人と人が信頼関係を築き、共に未来を見据えて歩んでいくための真理だと感じます。クライアントと僕たちが、一緒に同じ方向を見つめ、住まいという大切な空間を共にデザインすること。それこそが、スマサガ不動産の真の使命だと確信しています。
僕が大切にしているのは、「自分らしく生きたい」という願いです。それが、旧態依然とした不動産業界の営業姿勢に対するアンチテーゼとして、スマサガ不動産を立ち上げた理由でもあります。クライアントが自由に、自分らしく暮らせる住まいを見つけ、そこに込めた想いが人生の大切な資産となるように、全力でサポートしています。
スマサガ不動産の活動を通じて、クライアントが自分らしいライフスタイルを実現し、自由な選択ができる未来を一緒に築いていきたい。それが、僕たちが掲げる「中古×リノベー ションで、すべての人に住まい探しの自由を!」という信念です。