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奴隷解放革命!住まい探しで資産を創る

リノベーションへの思い

住むこととは生きることと見つけたり。

クリエイティブマインドな日本人へ

自分らしさが体現された住まいに住んでいる人は、本当に毎日が輝いています。
スマサガ不動産で住まい探しをしたクライアントさんのお宅を、後日訪問することがよくありますが、そういう住まいでお話しをさせていただくと本当にそれを感じます。

自分自身が今ここに生きている。
そういう実感を得ることが出来ているんだなと感じるんです。
実存的に生きるというのは、つまりこういうことなんだなと。

空間の持つ美しさと自分の生き様がシンクロするときに感じられる喜びは、なにものにも変えがたい生の喜びです。住まいっていうのは、そういう感動が日常的に自然的に起きているステージであるべきなんです。
そして、そういう感動は、アクション映画みたいに単純な外的刺激ではありません。
自分の心の中のコアから振るえてくるような感動です。
だから、どれだけ長くそこに居ても飽きることはありません。

自分らしくあり続けるための空間でありながら、普遍的な価値を持ち、しかも自分と一緒に進化する住まい。そんな住まいは、設計者との丁寧かつ綿密な打ち合わせの先にやっとの思いで実現可能になる、珠玉のようなもの。
そんなレベルの住まいをもっとたくさんの人に味わってもらいたい。
そうすれば、日本はもっとクリエイティブなマインドを持った人でいっぱいになる。

からっぽな価値観

2000年代前半から東京で設計事務所を営んでした僕は、個人の生き方がより多様化していき、経済的にも不安定が続いていくことが予測される社会の状況をみるにつけ、これからの時代に自分を見失わずに生き抜いていくためにも、自分の生き様を体現した住まいづくり…、丁寧に設計者といっしょに考えながらつくった家というのが、多くの人に求められていくのではないかと考えていた。

ただ、建築や不動産の市場でのミニバブルというのはあったが、やはり、社会全体で景気が上向く保証のある時代ではないので、一般のユーザーが新築というフォーマットで、贅沢に設計料にお金をかけて住まいをつくるというのは、なかなか前向きになれないという現実があった。

そして、その頃までの世間の常識として、住まいを買うというのは、イコール新築を買うのでなければ…という意識が根強かったんです。
だから、経済的に苦しくても、やっぱり新築がいいと。お仕着せの間取りは嫌だとか、薄っぺらな内装は嫌だとか、丁寧に設計されていないから嫌だとか、そんなことはどうでもいいから、新築の中で一番安いモノが欲しい…そういう価値観。
そういう価値観だと、ただ安かろう悪かろうを世の中にまき散らすだけの社会になっていくんだよね。
でも、それは、バブル世代が実権を握らなくなたったら終わるだろうと思う。

バブル世代以降に社会人になった人が社会の中心に移動してきて、人々の精神が徐々に変わってきているのは確実だった。
それは、自分よりも若い世代であれば、どんな人と会って話をしても、痛いほど感じることが出来た。お仕着せの価値観を受け入れるだけでは満足出来ない気持ち、丁寧につくられたものを愛でる気持ち、心あるものを感じていたいという気持ち、だけど、それをどうやって手に入れたらいいのかが、わからない。
そんな自分探しの毎日。

そして、経済も長期間低迷を極めているから、経済的に考えても住まいを買うのなんて
現実的じゃないしっていうのは、若い世代であればあるほどそういう方向になっていく。
でも、そういう心を感じていたいという気持ちが強い、感受性が強い、若い世代であるからこそ、自分を体現した住まいをつくって、これからの社会に変化を起こしていって欲しいと思ったりもする。

では、どうやったら、若い世代に、自分らしく丁寧に考えてつくられた住まいというのを
提供することが出来るだろうか?

リノベーションはユーザーの武器である。

リノベーションの概念

そのヒントは、ヨーロッパやアメリカといった中古住宅の市場が整備された地域において盛んに行われている、リノベーションという考え方の中にありました。
リノベーションという言葉自体は、日本でいうリフォームという概念を含んで、価値を再生するという意味合いを持つというだけのことなんですが、その結果として出来上がっている文化に、すごくインパクトがあるんです。

ニューヨークのSOHOで古いビルに入植したアーティストたちのライフスタイルが、街の価値を高める開発につながったり、ヨーロッパの街や古い建物でも、建築家の一番の仕事は新築ではなくてリノベーションのデザインだったりしますし、建て替えに頼らず、古い建物を改修して価値を再生するリノベーションという考え方が、欧米では完全に根付いています。

その結果、欧米では中古不動産の市場は活性化していて、その恩恵を得られるのはユーザーであって、不動産業者や開発業者だけではないんです。
街や建物の価値がおいそれと下がらないというのは、ユーザーにとって最もメリットが高いですよね?特にイギリスでは、築200年の住宅も現役でたくさん流通していて、しかも新築よりも高値で取引されていたりします。
ヨーロッパの人々は、古くから価値を維持している建物とその場所を購入するために、新築以上の投資を惜しまないわけです。

こういう状況であれば、正しく丁寧につくられた新築を購入し、しっかりと維持管理しながら、資産として次の世代に引き継いでいくということが、非常に現実的になりますよね?
それで、ユーザー側にその価値が還元されるから、古い建物も積極的に利用され、持ち家の人がより豊かになるのは当然だし、賃貸にしても日本よりもリーズナブルに広い部屋が借りられる状況が出来上がるわけです。

新時代への決意

ああ。これからの日本の住環境もこうあるべきなんだ。
リノベーションという考え方を初めて勉強した僕は、ホントにそう思った。
それって、しかも、ただ欧米のまねってわけじゃないと思う。
もともと、日本だってユーザー主導で住環境が守られていて、街で人々は暮らしていたわけじゃないのか?それが、戦後に住まいというのが商品として消費されるものに変わってしまい、それで経済は一時的に良くなった。一時的には良くなったかもしれないが、もう今までと同じことをやっても、経済は良くはならない、悪くなる一方だ。

ここでもう一度、日本人として、
自分たちで自分たちの住まいと街をつくっていく文化を取り戻さなければならない。
時代としても、そんなタイミングが来ているはずなんだ。

僕が、この、リノベーションという課題に取り組み始めた2000年代前半の日本では、まだ言葉自体、一般的な認知がほとんどされていませんでした。
しかし、このリノベーションという考え方こそ、これからの若い世代が取り組むべき住まいのつくり方としてふさわしい。
贅沢にお金をかけなくたって、設計者といっしょに考えて、丁寧につくられた住まいを実現できるスキームでもあるわけです。

そして、ユーザーが業界から住まい探しの権利を取り戻し、
ユーザーが自分のアタマで考えて行動し、
ユーザーに利益が還元される社会の実現に向けての第一歩
になる。

だから、これからは時代と共に、リノベーションに積極的に取り組んでいこう。
2000年代前半の東京で、僕はそう思ったんです。

住まい探しと理念(MESSAGE) 第二章 僕たちの仕事は地下室から始まった

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