みなさん、不動産会社にだまされちゃだめです!
情報に踊らされる、情報弱者にはならないでくださいね!
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どうも、城戸です。今日も、住まい探しのゲリラ革命家として、世間の常識にアンチテーゼを投げる道を進んで行きます(笑)!
突然ですが…僕は、スマサガ不動産に相談に来た人のみんなが、住まいの購入を決断してくれなくてもいいと思っています。不動産コンサルタントという立場で考えた場合、相談に来た人の100%が購入に至りました…なんて、むしろ気持ち悪い。それって押し売りしなきゃ到達しない数字ですよね(笑)?
だって、購入スキームに無理があれば、積極的に賃貸のままでいることを勧めたり、1年後に資金の流れをつくってから始めましょうというアドバイスをしたくなることが、普通にあって当然だと思います。日本の一般のユーザーさんは、それくらい住まい探しの正確な知識を得る機会と環境がなくて、住まいを探し始めた時点では、自分で考えた計画にものすごく無理がある方が多いんです。そして、それは全然恥ずかしいことでもなんでもなくて、世間にそういう情報しか落ちていないから、仕方のないことなんですけれども。
つまり、住まい探しの初心者の人は、理想だけで夢を膨らませちゃってる場合が多いっていうこと…。で。理想と現実のギャップに悩んだ結果、営業マンに煽られて、後から支払いが苦しくなるのにも関わらず、かなり身の丈に合わないリスクの高い「消費(…あえて投資とは書かない)」をさせられてしまう。
はっきり言います!住まい探しは「投資」なんだ!というイメージが、どうしてもピンとこないうちは、あなたには「所有権」という権利を持つ資格は無いと思ってください。つまり、物件を購入するっていうことの本質的な意味がよくわかっていない人は、住まいを買うよりも、賃貸にしておいたほうが無難だ…ということです。だから、住まい探しのことは、受け身的な気持ちで情報を待ってるだけじゃなく、少しだけでもいいから原理原則を勉強したほうがいい…
ちなみに、よく世間で言われている、「購入 VS 賃貸、どっちがオトク?」なんていうアングルは、かなり乱暴でピント外れなんです。こういうアングルを仕掛ける人は、僕らのことを単純な消費者だと思ってなめているんでしょうね。わかりやすい対立軸をつくって、「賃貸にこれだけのお金を払って何も残らないのはもったいない…」みたいな印象を持たせるためにです。実際は、どっちがオトクなんていう比較には全然ならない種類の話なんですが…
購入することのリスクを理解して自分のアタマでコントロール出来る人は、購入したほうが自分らしく生きられるし、経済的にも豊かになれます。逆に、リスクを理解する気のない人は、賃貸にしておいたほうが無難でお気楽に決まっています。そういう種類の話です。
高度経済成長期に伝説の住宅営業マンといわれた人が、「僕は100%のお客さまに家を買っていただき、ほぼ100%解約等のクレームをいただいていません。だから、すごい数の人を幸せにしてきたんだ!なので、多少強引に見えても売り込むことに罪悪感は1mmもございません!」と豪語しているのを、その人のセミナーで聞かされましたが、これ…ものすごい自己満足の世界と思いません?(笑)
だって、お客が解約しなかったことと、お客が幸せを感じていることとは相関関係ないですからね〜。特に僕は、住まいの購入をアドバイスするプロは、10年後に幸せな人生を送っているかどうかっていうところまで、もっと言えば、買い換えや住み替えがスムーズに出来るのか…というところまで、考えをフォローしなきゃいけないと思っています。
要は住まいっていうのは、購入した瞬間の満足を最大にするべき「商品」では決してないんですよ。だから、昨日のブログで、「消費者」になるな「投資家」になれ!と言ったんですが…
*ちょっとテーマが深いところに進みそうなので、その②に続く…(たぶん明日、公開)