望月 茉莉子
Mochizuki Mariko
役割 | 建築設計/デザイナー |
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出身地 | 埼玉県所沢市 |
趣味 | つくること・みききすること |
好き | ユーモア・アイデア |
野望 | 身の回りの全てのモノをつくる |
空間を作る仕事を続けて10年。
これまで続けてきて感じることは、
空間をつくりながら、そこにコミュニケーションを作っていきたいということ。
コミュニケーションとは、人と人だけではなく、
環境と人、物と人、環境と物そういうことも含めてのコミュニケーション。
どうやってコミュニケーションをとっていくのか。
正解がない。
マニュアルもない。ルールもない。
多数決的に決められた常識に縛られずに、自分だけが持っている価値観に素直になってもらいたい。
みんながいいと言っているから自分も、、、ではなく、自分が本当に必要としていることは何か。
そうやって見つけていくコミュニケーション。
いろんなクライアントと家づくりをしてきて感じるのは、
全ての人が自分だけの個人的な価値観を持っているということ。
今までの経験や生き方、その中で生まれた考え方や癖を再認識しつつ、
その中にある本質を見極めて、クライアントの新しい価値観を生み出すきっかけとなる作業。
それが私の考える家づくり。
私が考えるスマサガでの家づくりは、クライアントの個性を発見することだと思っています。
もともと持っているのに、自分では気づいていない個性を引っ張り出すイメージ。
個性とは、見えている部分は流行のようなもの。
5年後、10年後には、その個性もまるきり変わってしまうかもしれない。
だからこそ、見えづらい、本質的な部分こそを表に引っ張り出して絡めていく。
その上で、新しい環境とのリノベーション作業をデザインする。
クライアントには、自分たちの人生について考える面白さ、時には難しさ、楽しさを掴んで
今を過ごしてもらえていると思う。
個人なら個人の。
夫婦なら夫婦の。
家族なら家族の。
デザイナーとしての私の役割は、その面白さを見つける過程を盛り上げることだと思うのです。